睡眠について

2019.07.17

こんにちは。カウンセラーの榎本です。関東ではザ・梅雨といった感の日々が続きましたね。そろそろからりと晴れた青空が見られるでしょうか。この梅雨の間、低気圧や湿度の影響で「日中も眠くてしかたない」「寝付きが悪くなった」という方、いませんか(私がそうです)。皆さん、気持ちよく眠れていますか。

今日は睡眠のことを考えてみます。疲労の回復に最も大切なのは、質の良い睡眠であると言われますね。朝起きたときに疲れがスッキリと取れているような眠りが理想です。寝ても寝ても疲れがとれない、頭がぼんやりしている、身体が重だるいという人は、眠りの質が良くないのかもしれません。

睡眠の質評価について、以下のような状態がみられる人は要注意です。「やる気の低下・気分の落ち込み」「注意力散漫」「風邪を引きやすくなった/風邪が治らない」「血圧や血糖値が高い」「休日に昼まで寝ている」「うたた寝をしてしまう」「いびきをかく」等です。日頃の眠りを見直してみましょう。

質の良い睡眠を確保するためにはどのような工夫が効果的でしょうか。「決まった時間に起きる」のは有効な方法のようです。就寝時間が何時であろうと、一定の時間には起床する、休日の寝坊も平日との差は2時間以内に抑えて、睡眠リズムを崩さないようにすることが重要です。また起床の仕方としては、自然光で目が覚めるように「カーテンを少しだけ開けて寝る」、あるいは「起床直後にカーテンを開けて日光を浴びる」ようにすると、無理なく覚醒できます。太陽光で体内時計をリセットしたら、「朝食」をとりましょう。おにぎり一個、ヨーグルトやバナナなど軽い物でもかまいません。内臓を動かす司令塔の役割を果たしている自律神経が目覚めます。そのほか、「日中の昼寝は20分以内に留める」「日中の運動、就寝前のストレッチ」「夕食後は部屋の照明を落とす」「就寝前のスマホやパソコン使用、寝酒は控える」「エアコンで室温を調整する」等の工夫はよく言われることですね。

「何時間も寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く起きてしまいそのまま眠れない」「悪夢が多い」等、眠りの問題が2週間以上続いたら不調のサインかもしれません。気になる方はどうぞ相談にいらしてください。

学生時代は、睡眠の乱れが発生しやすい時期だと思います。これから長期の夏季休暇に入る方も多いかもしれません。眠りたいだけ眠り思いっきりだらけるのも休暇の醍醐味ですが、できるだけ昼夜逆転にはならないように気をつけてお過ごしください!