天秤にかける

2018.01.21

こんにちは。カウンセラーの川崎です。こんなにも寒い今時分は温泉にでも入りたいですね。

もう1月も終わりかけなのに年末の話ですが、年末に風邪をひきました。私は普段から体調を崩しやすかったりするのですが、都合よく休日に風邪をひくことが多くて仕事に支障をきたさなかったこれまでに対し、今回はがっつり水曜午後から不調が出始めました。翌木曜日は週に一度の外勤日で、ここを休むと一週間空いてしまうため、できることなら休みたくない。面接の日程再調整も非常に大儀でした。

そこであれこれ考えました。

もし私が欠勤すれば、私と会う予定だった人に日程調整を強いることになります。出勤すれば、その人達と会えますが、十分なパフォーマンスを発揮できるかは怪しく、下手すると風邪をうつす危険性もあります。逆にメリットでみると、出勤すれば予定通りスケジュールが回る、欠勤すれば体調回復に専念できるということが考えられます。

いなくても迷惑いても迷惑、正直かなり迷いましたが、休みました。

以上の考えは、天秤にかけた、つまり、考えられる選択肢それぞれに対してコストとベネフィットを想定して判断を行った、と言い換えることもできます。文章にしているので整然としてみえますが、実際はもっとぐちゃぐちゃとした思考でした…。

どうしようかなと迷うとき、天秤にかけてみると判断がつく場合があります。人に相談しにいこうか迷うときもそうで、話すことで、考えが整理される、問題解決の糸口がみえてくる、気持ちが落ち着く等のベネフィットが考えられる一方で、時間を消費する、心無い一言を言われる恐れがある、もしかしたらなんの前進にもならない等というのもまた、想定されるコストです。

しかし、色々と整理立てて考えるときは、人とやったほうがうまくいく場合が多いと、経験的には思います。八方塞がりにみえた状況が、話して整理立ててみることで、そうでもないようにみえたりします。

迷っている方はぜひ、一度学生相談所を訪れてみてください。

遠くの温泉よりも近くの学生相談所。いつでもお待ちしております。