笑いの効果と騙される脳の話

2015.10.21

最近、笑ってますか?こんにちは、カウンセラーの慶野です。

笑いが心身の健康によい効果をもたらすことは、ご存じの人も多いと思います。NK(ナチュラルキラー)細胞が活性化して免疫力がアップしたり、自律神経の働きを整えてリラックス状態にさせるほか、表情筋が鍛えられホルモンバランスも整うので、美容効果まであるのだとか!誰かと他愛無い話をするのでも、お笑いを観るのでも、どんなことでも効果は同じなので、ぜひ日常の中に笑いを取り入れられるとよいですね。

そうは言っても楽しいこともないし、という方に、ちょっと耳寄り情報を。ある心理学実験で、ペンを横向きに口にくわえた人たちと、縦向きにくわえた人たちに、同じ漫画を読んでもらったところ、横向きにくわえたグループのほうが、漫画をより面白いと評定しました。つまり、笑ったときのような顔をして漫画を読むほうが、つまらなさそうな顔をして読むより、実際面白く感じるというのです。さらに最近になって、脳科学的な研究でも、笑ったような顔をしたときに、ドーパミン神経という、快感とか楽しさに関係する部位が働くらしいことがわかりました。

私たちはふつう、楽しいことがあるから笑う、と思いがちですが、どうやら私たちの脳は、笑っていると何だか楽しい、という回路も持っているようです。有名な「つり橋効果」の話も、つり橋を渡るときのドキドキを、恋愛感情と脳が錯覚するために起こります。脳は案外、身体や外からの刺激に騙されやすいんですね。なので、たとえば朝歯磨きをするついでに、その歯ブラシを口にくわえて笑顔を作ってみると、ちょっと楽しい気分で一日が始められるかもしれません。

ちなみに私も、ペンをくわえながらこのコラムを書いてみたのですが…正直、楽しい!とはいかなかったけれど、心なしか、普段より気軽に、あれこれ考えずに文章が書けたような気がします。(ただしあごは疲れました、やりすぎにはご注意を)

それはプラセボ効果なんじゃないかって?まあ、効果があれば、騙されておくもいいのじゃないでしょうか。