W杯イヤーの連想/『ジーコスタイル』なる本を読んだ。彼は最低限の指示以外は徹底して、選手が自分達で考え、ぶつけ合うことでお互いの信頼関係と阿吽の呼吸を生み出そうとしているという。彼はそこまで選手を信頼する。/教育の語源エデュースには、「型にはめる」と「内にあるものを引き出す」の意味がある。私の師匠は自分の型を人に押し付けなかった。私もカウンセラー教育ではその人にあるものを活かそうと思う。勝負は私がどこまで信じられるか。/「ふれあい恐怖」なる言葉ができて久しい。相互不信のご時勢か、殺伐としている。せめて自分くらいは目の前の学生の力を信じてみようと思う。