- 日時
- 2012年1月11日(水)18:00~20:00
- 場所
- 本郷キャンパス 小柴ホール
講 演(体験者の立場から)
- 濡木 融 氏(新領域創成科学研究科博士課程出身者NEC航空宇宙システム株式会社):「見つける 仕事」
- 遠藤 摂 氏(農学生命科学研究科博士課程出身者 富士フィルム株式会社):「博士号取得者のキャリアパスは多様性を秘める-日米で産学両方を経験した今、言えること-」
講 演(支援者の立場から)
- 山村 力 氏(東北大学高度技術経営人材キャリアセンター副センター長):「イノベーション創出博士リーダーを目指して」
ディスカッション
- 司会進行:倉光 修(学生相談ネットワーク本部学生相談所所長)
講演会「博士課程・ポスドクのキャリアパスを拓く」
1月11日(水)、学生相談ネットワーク本部主催講演会「博士課程・ポスドクのキャリアパスを拓く」が小柴ホールにて開催され、100名を超える来場者がありました。
武藤理事・副学長、古田学生相談ネットワーク本部長の挨拶に続き体験者の立場から、博士課程出身者の濡木 融氏、遠藤 摂氏にご自身のキャリア選択の経験談を、支援者の立場から、人材育成に力を注いで来られた山村 力先生にお話をうかがいました。


講演(体験者の立場から)
濡木 融氏講演:「見つける 仕事」
学生時代の悩みの一つは、休みたいけど休めないということである。「タスクなし」の日は来ないので、休みたいと思った時には、思いきって休むしかないと思う。もう一つの悩みは、就職先をどうするかである。給料はどれくらいか?したい仕事ができるのか?
ところで、自分のしたい仕事とははなんだろうか。「就職直後にしたい仕事」なのか、それとも「30年後にしていたい仕事」なのかと考える。「30年後にしていたい仕事」=「夢」である。就職直後にしたい仕事とは、今見ている先に過ぎない。それはすぐに変わるものである。「30年後にしていたい仕事」を視野に入れた就職先を考えることが重要である。


遠藤 摂氏講演:「博士号取得者のキャリアパスは多様性を秘める-日米で産学両方を経験した今、言えること-」
博士号所得者のキャリアパスは、アカデミアかインダストリーか?外の世界にも目を向け、アカデミアに囚われない職業選択もある。修士で就職か、博士で就職か。アカデミアでも企業でも、科学者として本質は同じ。科学者としての土台がしっかりとしているかが大事である、博士号取得者は、社会的責任があり、なおかつ期待されているので、その土台に加えて、リーダーとして仕事を引っ張っていく能力も必要となる。
就職活動は、これまでの自分を振り返り、今後の自分の生き方を考える良い機会である。よく考えて、悔いのない選択を。消極的な選択ではなく、積極的な選択をして欲しい。
講演(支援者の立場から)
山村 力氏講演:「イノベーション創出博士リーダーを目指して」


その後、学生相談所所長の倉光修教授の司会進行の下、ディスカッションが行われました。会場からは、キャリアパスに悩む大学院生からの質問が多数あり、有益な講演会になりました。


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