学生相談ネットワーク本部では、2010年度に引き続き、大学院生対象の予防的心理教育の授業を、新領域創成科学研究科の大学院共通科目として、開講・実施した。
2010年度の受講者数を超える多くの学生が関心を持って受講し、不安とのつきあい方や、心理的危機の予防に関する具体的な知識を習得した。また、実際に相談を担当している専門家がどんな人か直接知ることができるため、この授業が、相談機関に対する学生の抵抗感を和らげることにも一定の役割を果たしたと言える。
今後も大学院生の学生生活上の心理的諸課題に対応できるよう、授業内容を継続的に検討していくことが求められている。