いい顔が、いい人間関係を作る~コンピュータで探る顔の秘密

2008.07.17
講演会レポート
講義タイトル
コミュニケーションスキルアップ講習会
日時
2008年07月17日(木)13:00~14:20
場所
本郷キャンパス武田先端知ビル 武田ホール
講演者
原島 博 氏(東京大学大学院情報学環 教授)

講演内容

私たちは、生まれた時から「顔」とつきあっていますが、その顔についての体系的な学問は、いままでありませんでした。それは顔が、これまでの科学が苦手としてきた感性的な対象であるからです。この講演では、コンピュータを用いた顔画像処理の研究を紹介しながら、顔学の立場から「いい顔とは何か」を考えます。

いい顔とは何か?

コミュニケーションしている顔は「いい顔」である。
3分間写真の顔より仲間と撮ったプリクラの写真は「いい顔」で写っている。
顔はイメージ。イメージが良ければ良く見えるが、悪ければ悪く見える。

 

「自分の顔が見えないのは神様からの贈り物」
自分の顔がいいと思っていると相手から見てもいい顔である。まずは自分の顔を好きななろう。

 

顔訓13カ条~いい顔になるために~

顔は変えられます!!
今日から、「顔訓13カ条」をぜひ実行してみましょう。

  1. 自分の顔を好きになろう。
  2. 顔は見られることによって美しくなる。
  3. 顔は褒められることによって美しくなる。
  4. 人と違う顔の特徴は、自分の個性(チャームポイント)と思おう。
  5. コンプレックスは自分が気にしなければ、他人も気にしない。
  6. 眉間にシワを寄せると、胃にも同じシワができる。
  7. 目と目の間を広げよう。そうすれば人生の視界も広がる。
  8. 口と歯をきれいにして、心おきなく笑おう。
  9. 左右対称の表情作りを心がけよう。
  10. 美しいシワと美しいハゲを人生の誇りとしよう。
  11. 人生の三分の一は眠り。寝る前にいい顔をしよう。
  12. 楽しい顔をしていると、心も楽しくなる。人生も楽しくなる。
  13. いい顔、悪い顔は人から人へ伝わる。