インテンシブワークショップ「人見知りを何とかしたいあなたへ」を振り返って

こんにちは、カウンセラーの荒井です。
これを書いている9/20は台風の接近で雨風強い日が続いています。
ぱっとしないお天気だと、気持ちも暗くなりがちですが、ひんぱんに台風がやってくるということは、
収穫の秋に向かってもう少しというところですね。
さて今回はインテンシブワークショップ「人見知りを何とかしたいあなたへ」を振り返ってみたいとおもいます。

2022年5月に同様のワークショップをオンラインで実施しましたが、今回は初の対面実施となり、7名の方にご参加いただきました。アンケートに回答して下さった方々もありがとうございます。

今回もワークショップでは「社交不安」をテーマに取り扱いました。
人前でスピーチをする、初対面の人と話す、などといった状況で不安になることは誰でも経験があるかと思います。
ただその状態が長引いてしまったり、日常生活に支障が出てくる状態になると「社交不安症」という精神疾患の可能性があります。社交不安症は一生涯のうち3~13%の人がかかる疾患です。

ワークショップ前半では、社交不安症をより深く理解していただくために、
模擬事例紹介やご自身の不安な場面について、考え、気持ち、行動、身体の反応といったように細分化し、理解を進めていただくこと、
不安な場面で「しがち」な行動(一時的には不安を解消するけれど、問題を長続きさせてしまう行動)である安全確保行動についてとりあげました。

ワークショップ後半では「もし自分が不安でなかったらどう行動する?」を合言葉に、
ご自身の苦手な場面、不安を感じる場面(例えばプレゼンテーションの場面)を模擬的に体験し、挑戦していただくエクササイズが含まれていました。
不安な場面に挑戦することはとても勇気がいることです。
最初は他の参加者の挑戦を見ているだけでも、もちろん構いません。
心理学的には「社会的学習」といって、他者の行動を「見ているだけ」「マネするだけ」でも学習が起こるといわれています。
今回の参加者のみなさんは、グループのメンバーが挑戦している際には「観察者」となってくださり、フィードバックの際には積極的に意見を言ってくださいました。本当にお疲れさまでした!

参加者からは、「初対面の人と話すことやスピーチのいい練習になった。」「不安の基本構造を理解することもできた」「(参加者の)みなさんと話ができてよかった」等のお声を頂きました。
生活や学業、仕事に支障をきたすほどの状態であれば、先ほどの述べた社交不安症という疾患の可能性があるので、改善をした方が良いと思います。
ただ、社交不安自体は決して悪ではありません。
社交不安の強い人は仕事が丁寧だったり、几帳面だったりと数多くの長所があるのも事実です。
社交不安をネガティブに考えすぎずに、自分の長所の一つだととらえられるようになったら良いですよね。

今回のワークショップはまた秋以降に開催を検討中です。詳細についてはまた学生相談所HPに掲載しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。