「よい先延ばし」とは?

6/24、7/1の2回にわけて学生相談所では「先延ばしを克服する」というテーマで初めてワークショップを開催しました。

ワークショップでは先延ばしを克服すべき対象として取り上げ、先延ばしが起こる仕組みや先延ばしのタイプ、具体的な対処方法についてご紹介しました。アンケートでは、先延ばしに対する理解が深まったとか、今後に活かせそうだという感想をいただきました。参加してくださった皆さんの日常に少しずつでも変化が訪れているといいなと願っています。

ところで、そもそも先延ばしは本当に克服すべきことなのでしょうか?

こんなふうに考えるのは、それ自体が先延ばしの克服を先延ばししたいという考えの現れなのでは…と感じられるかもしれませんが、実は、「よい先延ばし」に関する研究もあります。例えば疲れているときに一時的に適切な気晴らしをできていて、結果的にやるべきことも明確になる、というようなものです。これは確かに「よい先延ばし」のように思えますね。

一方、先延ばし中に後ろめたかったり、気晴らしも楽しめない場合は、先延ばしをしても結局やるべきことがはっきりせずにうまくいかなくなってしまうようです。逆に先延ばしているのに根拠なく楽観的になっていたり、気晴らしを計画的に終えられない場合も、気晴らしに依存してやるべきことが進まなくなってしまうことが指摘されています。

私自身も先延ばし傾向を改善したいと思っている一人ですが、確かにあらゆることについて先延ばしをしているわけではなく、中には「よい先延ばし」ができていることもあります。しかし先延ばしでうまくいかないこともやはりたくさんあるので、今回のワークショップの開催をきっかけに私自身がいろいろなヒントを日常生活で活用できるようになってよかったと思っています。

皆さんもすべての先延ばしを悪いものとみなす必要はありませんが、うまくいかないときの手段をいくつか持っておくと、より自信を持って学生生活を楽しめるかもしれません。

このワークショップは今後も繰り返し開催予定です。1回目の開催を見逃した方、ご予定が合わなかった方もどうぞ今後の機会にご参加ください。開催日程は学生相談所ウェブサイトの「お知らせ・更新情報」や東大の公式Twitterで告知します。