学生相談所

こんにちは。カウンセラーの伊藤です。
最近になって、やっと暑さが和らいできましたね。

今年の夏は酷暑に台風にと、例年以上に驚くようなことの多い夏だったかと思いますが、
皆さんはどんな夏を過ごしたでしょうか。
私は、1つ衝撃的な体験をしました。

ある夜、林の中を通りながら、バス停まで歩いていた日のこと。
辺りからはセミの声や飛び立つ音。その時、ふと怖い想像が浮かんできました。

「セミが服や鞄の中にポトリと落ちてきたら、どうしよう」

そう考えると、どんどんセミの声や飛び立つ音が気になり、
その想像が今この瞬間にも現実に起こってしまうように感じて、恐怖で頭がいっぱいです。
ついにその恐怖に耐えられなくなった私は、一刻も早く林を抜けようと走り出しました。

その時です。

セミが私の顔面にアタック。
「ぎゃー!」と叫び声をあげる私。遠目から何事かと怪訝そうに見るバスの乗客。
そして、そのバスに乗らないといけない私。
色んな意味で、怖い体験でした。

それ以降「またセミが激突するのでは」という考えが頭を掠めてくる訳です。
しかし、私の生活圏内は緑がいっぱい。。
緑の中を歩く時、何か自分に背中をおせるものがないか・・・

そこで「今年は虫にモテる年なんだな。どうせならイケメンにモテたかった」
「私にアタックしたセミにとっても衝撃的なことだよな」「人に話すネタが1つ増えたな」
「あんな事あったのに、林の中を歩けてる私偉い」「我ながらあの叫び声はいい発声」等々、
その時の出来事や自分への捉え方について、意識的に違う捉え方を思い浮かべていきました。

そうすると、何だか不思議なもので、少しだけふっと笑えてくるのです。
いまだに林の中では多少ドキドキするし、落下物等を警戒することはありますが、
何とか緑の中を歩くことは続けられています。

頭の中の捉え方には正解はなく、どう考えるのも自分次第です。
そして「考え」が必ずしも「実際に起こる」とは限りません。
(今のところ、セミの再アタックはありません)
不安や心配がある中で、自分にとって大事な行動を実行するために、
考え方の視点を増やしてみることも、使える方法の1つかもしれません。

皆さんにとって「ふっと笑えたり」「仕方ないから、ちょっとだけ~してみるか」と
1歩ふみだすための言葉は何でしょうか。